2010-04-28
東奥日報 2010年4月28日
(本文)
むつのヨット「貴帆・チーム青森」
夢の帆張り いざ南海へ
国内最長レース1333㌔レース あす沖縄出港
「精鋭6人で上位を」
沖縄から愛知県まで1333キロメートルの海路で競う国内最長の「沖縄ー東海ヨットレース2010」に、むつ市の「貴帆・チーム青森」が挑む。艇長の北田浩さん(45)は「参加艇で下から2番目に小さい船だが、精鋭艇員6人で上位を狙う」と張り切っている。
レースは、29日に沖縄県宜野湾沖をスタートし、愛知県蒲郡市の三河湾のゴールまでを12艇で競う。貴帆は約11.3メートルと参加艇の中では小さいが、ヨットでは、大きさに合わせレーティングと呼ばれるハンディがつけられる。
北田さんは「一番最後にゴールしたが、レーティングで優勝というケースを狙いたい」と笑う。
貴帆は青森セーリングクラブ所属、船は大湊港の大平マリーナに置く。これまでは近海のヨットレースが中心で、体力的にもピークを越えつつある今「一発やらかすか!と思って」参加を決めた。昨年12月に大湊を出港、神奈川県葉山で冬を超しレースに備えてきた。
レースは速い黒潮をいかに味方につけるかがポイント。5~7日でゴールできれば好成績が期待できる。「24時間休めない過酷な環境の中、技術より根性試しという面もある。私たち中年チームの『我慢が利く』という長所を生かして、もう一つのチーム青森の名前を高めたい」
レースの状況はホームページhttp://okinawa.toscrace.jp/で確認できる。
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