2016-05-27
東奥日報 2016年5月27日
(本文)
大西洋横断ヨットレース
北田さん(東通)初出場、完走
単独、3週間でゴール
【パリ共同】大西洋を単独横断する国際的なヨットレース「トランザット」の主催者は25日、英南西部プリマスから約3週間かけて米ニューヨークまで到達した最後の完走者が日本の北田浩さん(51)=東通村在住、会社役員=だったと発表した。日本人の出走、完走とも初めてという。
今回が14回目の開催となったレースは、船の大きさによって4部門に分かれ、計25艇が出走。北田さんは最も小さい「クラス40」部門(10艇)を22日18時間3分で完走。3艇が途中棄権したため、7位となった。同部門の優勝はフランス人で17日12時間42分。
「過酷なレースだったが楽しい時間だった」北田さん
本誌の26日の電話取材に対し、北田さんは「ゆっくり着実に気を付けながら走れば渡り切れると思っていた」としつつ「天気予報を1日4回確認しながらレースをしたが、それが追いつかないほど海の天候はめまぐるしく変わった。ほかの出場者は10~30代が多く、そこに50歳を過ぎた私が出てよくやったと思う。過酷なレースではあったが、終わってみればそれも楽しい時間だった」と振り返った。
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